シュベスターピアノ(SCHWESTER)

「ホームページを見ました」と、突然の電話でした。「シュベスターピアノを買ったばかりですが、ハンマーの間隔が変だし、お店の応対に疑問があります」と、そんな内容でした。電話やメールではらちが明かないのでお伺いすることにしました。すると、ハンマーや弦の間隔もまばらですし鍵盤上面も凸凹です。お店の責任者の話では、「ピアノ線とハンマーを交換した後、ピアノ線にハンマーを合わせているのでズレています」の説明だったようです。

「ハンマー弦合わせ」と呼ばれる作業をお見せしたかっただけですが、この画像では見た目がキレイになっただけにしか見えません。ハンマーが弦まで真っすぐ進み、ピアノ線の3本を同時にたたきます。この作業を88鍵行い、見た目にも間隔が揃うようにします。この作業なしでは良い音色は出てきません。その他に、「低音の音がボケている」と感じていたようですから、低音のハンマー整形を実施しました。しかし、弾いた感触が悪くタッチも重いので、結局、整調作業を一式行うことにしました。

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高木のつぶやき

販売店の責任者は、技術者ではないのでしょうね。「触るところは無いはずだ」なんてことも言ってたようです。ご自宅のピアノの中を覗いてみてはいかがでしょう。

シュベスターピアノは、純国産のピアノです。ヤマハやカワイが中国やインドネシアで造っているのに、日本にこだわって造っています。まぁ、こだわりもあるでしょうが、零細企業なので海外には進出できません。でも、立派ですね。どこまで持ちこたえられるか…。

高木ピアノサービス
http://www.takagi-piano.com

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この記事へのコメント

ぴあの
2014年02月19日 09:47
シュベスターピアノを持っています。私は、とても気にいっています。このお客様は、確かにお気の毒だと思います。でも、零細企業でもちこたえるか。というコメントは、悲しい気持ちになりました。
高木ピアノ
2014年02月19日 19:11
ぴあのさん
コメント ありがとうございます。
先代の社長さんが廃業したいと言われた時に、元従業員だった方が、そのまま会社を受け継いだようです。ピアノは受注生産で、ほとんど、趣味の域で作られていると思いますよ。

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